Wa-luck(ワラック)

2019.11.2
ワーク

我慢の先に色気が宿る(一流の男になる条件 -vol.3-)

大望青年会一流の男になる条件


(天理教青年会より)

 

我慢の先に色気が宿る

(作家・永松茂久)
 
「本物と呼ばれる人は、何を大切にしているのか? 器、優しさ、色気、夢、覚悟。いまのあなたはどのレベルですか?」
 
これをあなた自身、そしてあなたの周りにいる男性たちにあてはめて考えてみてほしい。
 
器から始まる5つの要素を五角形にして、その一つ一つのレベルを5段階で測定すると、その男の総合力、つまり格が見えてくる。
 
その中でも、一流の男を語るうえで、特に心に引っかかるキーワードがある。それは「色気」という言葉だ。
 
「男の色気ってどうやったら持てるんだろう」
 
この言葉について考えまくった結果、僕なりにひとつの結論が出た。
 

男の色気は何に宿るのか?
一言で言えば、「我慢する力」だ。
 
この色気に年齢は関係ない。幼くても色気を持った男の子はいる。逆に歳を取っても色気のない男性もいる。
 
たとえば二人の男の子がいるとする。何かの勝負で負けたとき、もしくは何らかの悔しいことがあったとき、人目をはばからずにワンワン大泣きする男の子には、幼さからの愛おしさは感じるかもしれないが、色気は宿らない。
 
逆に、目に涙をこらえ、言い訳せずにぐっと唇を噛みしめて、肩を震わせる男の子には、誰もが頭を撫でながら、抱きしめたくなるような感情が湧き上がってくる。
 
この感情の引き金になるもの、それがその男の子からにじみ出る、男としての色気だ。
 
不思議なもので、何かを我慢してストイックに生きている男には色気が出る。
 
好きなものを好きなだけ食べ、ぶくぶくと太った男に人は色気を感じない。
 
なにもボディービルダーのようになる必要はないが、最低限のボディーメイキングに気を使うことも、最近の男には求められはじめた。もちろんこれにも、我慢力が必要になる。

 
外見だけではない。内面も同じだ。
 

自分を省みることなく、人の批判ばかりする男。
 
自分の失敗を人のせいにしてふてくされる男。
 
自分の弱さを治すことなく、居直って、「こんな情けない僕を愛して」と甘える男。
 
目的のためなら手段を選ばずに人を踏み台にしても全く悪びれない男。
 
こんな男に誰が色気を感じるだろうか。
 
当然、いい男は全部この逆の生き方をする。それにも当然、我慢が必須事項になる。
 

 
男として生きていれば、逃げ出したいことや、つらいことの一つや二つは必ずある。仕事、人間関係、もしくは自分が挑戦すると決めた何かをあきらめようとしたとき。理不尽なことに遭遇したとき、もしくはやむをえず、大好きな人と別れなければいけなくなったとき。
 
そのときにぐっと我慢できる男には色気が宿る。
 
泣きたくても、ぐっとこらえて言い訳を飲み込んだとき、生き方に深みが増し、男の目が澄んでくる。
 
我慢は男にとって必須命題だ。ここだけは絶対にあきらめないでほしい。
 

いい男は人を惹きつける不思議な色気を持っている。
その色気の正体。それは「我慢する力」だ。
 

一流の男は、どんなに苦しい境遇でもぐっとこらえて我慢する力を持っている。その力に特別な色気が宿る。

 

(ながまつ しげひさ)

 
 
【ながまつしげひさ】
1974年、大分県生まれ。
株式会社人財育成JAPAN代表取締役。
「一流の人材を集めるのではなく、今いる人間を一流にする」をコンセプトにしたユニークな人材育成には定評があり、全国各地で数多くの講演、セミナーを実施。
「人の在り方」を伝えるニューリーダーとして多くの若者から圧倒的な支持を得ており、講演累積動員数は延べ30万人にのぼる。
2016年より拠点を東京に移し、経営、執筆、講演だけでなく、人材育成、出版プロデュース、イベント主催、映像編集、コンサルティングなどもてがける。
著書に『成功の条件』(きずな出版)、『一流になる男、その他大勢で終わる男』(きずな出版)など多数。